シクラメンのかほり
♫真綿色したシクラメンほど清しいものはない
出会いの時の君のようです
ためらいがちにかけた言葉に
驚いたように振り向く君に
季節がほほを染めて過ぎてゆきました♫
ギターを友達から3000円で譲ってもらいました。
18歳の時です。
私の初めてのギター!
メーカーはFERNANDES。
嬉しかった。
で、初めて練習した曲が、小椋佳さんの作った『シクラメンのかほり』でした。
『Em』からスタート。
初心者に難関の『F』は無い。
で、毎日毎日練習しました。
左手の指先の皮が捲れてきましたが、やめませんでした。
相当に痛かったのですが、我慢我慢。
頑張って練習して上手くなるぞ。
だってね・・・。
高校2年の文化祭。
同学年の男子数人が、弓道場をステージにして、バンド演奏をしていました。
私は弓道部員だったので、様子をちらっと見に行きました。
お客さんは超満員。
音量もマックス。
曲は、アリスの『もう二度と・・・』他。
「カッコいい!すごくカッコいい!」
そして、女の子たちが熱狂的な声援を送っている。
「すごい、すごい、すごすぎる!」
そして、
ギターが弾けたら、カッコいい!
(僕だって)モテるはず!
強くそう刷り込まれたというわけです。
で、ギターを毎日弾きながら、
♫真綿色したシクラメンほど清しいものはない・・・♫
となった次第。
その後、
苔の一念、岩をも通す!※苔は間違いで虚仮とな。
ギターの腕前は、まずまず上がりました。
しかし、黄色い声援がもらえるようになれたかと言うと、言わずもがな。
文化祭の時のバンドの男子たちは、確かにギターが上手だったのだけれど、
同時に、ちゃんとした男前(モテ男)だったなあ・・・ということです。
は~~。
♫疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう♫
まあ、何事もチャレンジしてみたからわかるわけで・・・。
チャレンジしたことに乾杯!
※著作権法には「引用」であれば、誰でも自由に歌詞を転載して良いと明記されています。(著作権法32条1項)
今回は、引用の要件を満たしていると考え、この文章内に歌詞(シクラメンのかほり 小椋佳さん)を引用しています。