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津山で活きる鶴山男ブログ

『もたれ』…Masochist的思考

※もたれを克服するための一考察
20250725_初記

技術的な原因(AI様談)

➀左右の引き分けの違い:左右の引き方(力をかける方向)が違う
左右で引く方向や力が異なると、体が開いてしまい、もたれの原因になることがある

②会に入ったときの肘の位置
引ききれていない➡まだ会の状態に入っていない

③両手の内を力んでいる(握り込んでいる)
・妻手の握りすぎ
・手の内を強く握りすぎると、スムーズな離れができなくなる

④手首が力んでいる

⑤斜面打起し:
打起しから会への移行がスムーズでないと、もたれにつながることがある

⑥伸長のない会:
会で十分に伸び合いができていないと、離れが遅れたり、もたれの原因になることがある

もたれは心の病

「気合いで離せ」的な論調の先生もおり、当事者からするといささか解決には結びつかないなあと思い悩むこともあります。離せないというのは存外辛く、こんなに辛いなら弓なんて辞めてしまいたいと思うこともあるほどです。※peter_nyankoさんのブログより引用
・・・その通り!
的中率は下がるし、身体、精神ともに辛い!

辛いことにあえて取り組む = Masochist的思考

対策

〇馬手の親指
親指はずっと反らす!爪が痛くなるくらい!
親指の先端は的の方向に向ける

〇馬手の中指と人差し指
親指にアロンアルファでくっ付けた・・・。
弦の力を弦枕で感じるように・・・。中指と人差し指に楽してもらいたいです。

〇呼吸法
松枝利明先生の「弓道三昧」の資料が参考になりました。
※呼吸に合わせて、心の中でカウントしています。以前は、会から『1・2・3・4・5』でしたが、今は引き分けから『1・2・3・4・5・6・7・8』にしています。

〇馬手をしぼる
馬手をしぼれば、離れが出る。
本当にそうなのかな?
勘違い…とか、思うようになりました。
で、伸び合い時の回転方向がしぼる時とは逆ではないかと…。
【追記】今村鯉三郎先生『弓執る心』P,127
 一杯に詰め合った後、さらに気力を以って、引き合った両肩を少しでも引き離すように努力するのが伸合いである。腕は共に矢と平行させる感じで直進させ、
左肩は時計回りに、右肩は逆時計回りに回転動作を為さしめ、両腕でそれぞれ肩甲骨を引き離すように心掛け、離れに繋がるよう弓と闘うのである。とありました。『勘違い』かなと思った感覚が正解。馬手をしぼり続けたらやっぱり離れるはずがない・・・。
ただし、取りかけ(弱)→引き分け(次第に…)→会(強)に移る過程の中で、自然に馬手はしぼられています。それ故の伸合い(しぼりからの開放…)なんだな、と今は思っています。

〇伸長
これ。やっぱりこれ。
※野比のび太~
胸を開いて左右へ伸び続け、離れの瞬間に完全に伸びきる。
※弓道における「伸長」は、引き分けから会、そして離れにかけて、体の中心線から左右に伸びていく動きを指します。特に、会における「伸び合い」の段階で、左右の腕が的と反対方向へ伸び続けることで、矢を放つための力を充実させ、安定した離れにつなげることを意味します。

〇上腕、肘、前腕、手首、手の甲、親指、中指、人差し指。
どこの力で弓を開く?
※肩から体幹までの筋肉や骨は別途。

〇今村鯉三郎先生『弓執る心』
P,56(1)呼吸について
P,59(2)目づかいについて

繰り返し読む。
煩悩具足の凡夫故に・・・。

P,128
離れは体に知らせぬぞよき。

・・・何と!目が飛び出た!!!
思ってもみなかった。
そういえば、『離れ』は離れる、であって、離すという自分の行為が生み出す現象ではないということ。
「雨露離 (うろり)」と「雨露利 (うろり)」。
達人とはかくなる。
深い。

離れないから、力づくでも、とにかく離せ!
指のアロンアルファをはがすんだ!
バチッとな!
・・・この思考から離れるということ。

現在の様子

20250725_初記時
巻き藁では、もたれが出なくなりつつ・・・。
しかし、それとは反対に、的前行射の時は一層もたれがひどくなっていて。
20~30秒。
矢は的から1~3m離れたところへGo!・・・とな。

弓を引くのが苦しくて辛くて・・・。

全然楽しくない!!!

だから続ける = Masochist的思考