弓道弐段 合格しました!
ギラギラ照り付ける朝からの猛暑。
今日は、段級審査の日。
弐段を受けます。
初段に合格したのは、昭和53年10月22日(日)
西暦でいうと、1978年。ざっと48年前。
吉備津神社の弓道場だったと思います。
友達がザラっと初段に合格している中、私は不合格したその前の審査。
悔しくて・・・。
「今度こそは!」
と、一人、津山線に乗り込み、審査を受けに行ったことを覚えています。
その時以来かな。
いや、もしかしたら、その後に弐段を受けているかも・・・。
まあ、そうだとしても、合格してないわけだから、100%記憶の外ですね。
ちなみに、
弐段とは、
射型・体配共に整い、射術の運用に気力充実し、矢所の乱れぬ者
執弓の姿勢、矢番え、足の運びなど基本の姿勢・動作のほぼ確実な実施。
概ね適正な三重十文字、五重十文字。気力ある射術の運用。離れの方向、気力ある残身。的中不問。
・・・だそうで。
せっかく受けるんだったら、合格したい。
審査開始。
最初からポカ。
そそくさとバック。
後で先生から、
「間違えた時は、戻らずその場で待つ方がいい。」
と教えてもらいました。
射は2本とも中らず。
2本とも的の左側でした。
勝手がゆるいのかな~。
でもね、弐段は『的中不問』ですから~。
変な緊張はあまりしなくて、心地よい緊張っていうか、何か楽しかった。
結果発表。
名前の隣に丸で囲んだ『合』の字が・・・、
ありました。
弓道弐段 合格しました!
筆記試験もあったのですが、今はレポート形式になっています。
【記録として】
設問2 弓道を学んで感じていることを述べなさい。
10代後半に弓道と出会い、真剣に4年間練習に励みました。真剣に、とは言っても、その当時は『中ることこそ正義』であり、的中率を上げることが一番の目標でした。
その後、仕事に就くと、弓道の時間が取れなくなりました。そこで、高校時代の先生に相談すると、
「そうかあ。でもなあ、弓道は退職してからでもできるからな。」
という言葉をかけてくださいました。
それから、40数年が経ち、昨年の9月から、津山市弓道連盟に入会して、再び弓道に取り組んでいます。還暦を過ぎてから、もう一度やろうと思い立ったのは、やはり高校時代の先生の言葉が心の中に残っていたからだと思います。本当に感謝しています。
実際に弓を引いてみると、頭の中に残っているイメージと現実とのギャップに驚きました。50肩で固まった肩の関節、骨折した後遺症で曲がらない薬指。そもそも筋力が足りていない等でなかなか思ったようにはいきません。
10代の頃、弓道でうまくいかなかったら『辛い』と思っていました。しかし、還暦を過ぎた今、うまくいかないことが楽しい、面白いと感じています。
できなくて当たり前。だけど、できるようになるにはどうすればいいかを自分で考えたり、連盟の諸先生方に教えてもらったりしています。そして、実行してみます。でも、なかなかうまくはいきません。それが楽しくて、面白いのです。
10代と60代、それぞれで弓道に出会えてよかったなと思っています。
うんうん、合格するって、
うれしいもんだなあ。