釣りキチ三平_第3巻
小学校5・6年、中学校の3年間。
とにかく5年間。
休みと言えば、魚釣りばっかりしていました。
実家の前の川は渓流。
アマゴやニジマスが釣れました。
雨の日がねらい目。
釣れたらその日の晩御飯のおかずが一品増えます。
休みの日となれば、自転車に乗って別の川や池へ。
中島西の川では、ハエやフナ、鯉。
広岡・荒内・高円の川では、カワムツ。
西原ダムでは、マブナ。
那岐池では、ヘラブナ。
初めての投げ竿。吸い込み釣り。
暗くなるまで釣っていました。
中学生の頃、何かで津山に出かけ・・・。
あっ、いや、もしかしたら高校生になっていたかも。
とにかく、すごく昔のこと。
照文堂書店にてマンガの単行本を立ち読み。
※その頃は、シュリンク包装など無かったので、立ち読み天国。ただし、面の皮の厚さは必要。
何冊か読んで、1冊だけ買うことに。
それが、『釣りキチ三平_第3巻』でした。
現在、2000冊程ある(大袈裟?)本棚の中のマンガの単行本。
その栄えある第1号が『釣りキチ三平_第3巻』です。
なぜ第3巻かというと、
とにかく厚い。※1冊の値段は同じです。
1巻、2巻よりも厚い。
4巻以降は、2巻上下だったし。
とにかくお小遣いの範囲内で、一番お得に見えたのが、『釣りキチ三平_第3巻』。
今、読み返してみると、
深い・・・。
自然とともに生きる炭焼きの銀次。
自然への畏敬の念が滲む。
そこへ降ってわいた、ダム建設。
銀次の息子もダム建設推進側。
銀次がダム建設に反対する理由は、イワナ釣りができなくなるからだという。
なんとストレートで、力強い言葉であることか。
少年マンガなので、その後ダムができたのかどうか記載されていません。
が、私の心の中では、夜泣谷が今も残っていて、左膳イワナが悠々と泳いでいます。
※ちなみに、ウェブ上で使っているハンドルネーム『三ちゃん』は、三平三平君をオマージュしています。
一度無くしたものは返ってこない。
でも・・・、
懐かしい。
いつもいつも一緒に魚釣りをしていた浩二君。
今、どうしているかなあ。
