不如意っていったい何?
今日、ぼんやりネットサーフィンしていたら、妙に引っかかった言葉がありました。
※現在はネットサーフィンって言わないみたい。ブラウジング、ググる・・・てか。
不如意。
普段使わない言葉で、意味もよくわかっていませんでした。
わからなければ、調べるべし!
高齢になる中での生き辛さ、重なる困難についての記事だったので、明るく前向きな言葉ではないことは予想がつきました。
グーグル翻訳で調べてみると、
Unfortunate → 残念なことに
◇その他の翻訳
short of money → お金が足りない
contrary to one’s wishes → 自分の希望に反して
とあります。
goo辞書で調べてみると、
[名・形動]《「意の如くならず」の意》
1 経済的に苦しいこと。また、そのさま。「手元—な生活」
2 思い通りにならないこと。また、そのさま。「—な結果に終わる」
では、如意とは、
[名・形動]
1 物事が思いどおりになること。また、そのさま。
「彼が文華なるも言魂 (ことだま) の資 (たすけ) を得ざれば文を成すに—ならず」〈逍遥・小説神髄〉
2 僧が読経・説法のときに持つ僧具の一。孫の手の形をし、先端をわらび形に巻き曲げたもの。
孫悟空の持っていた如意棒(如意金箍棒)は、Wikipediaによると、
持ち主の意に従い自在に(=如意に)伸縮するので、悟空は普段、マッチ棒ほどの大きさに縮めて耳の中に納め、携帯している。必要なときには取り出し、長さ1丈2尺(=16尺なので5メートル30センチ)、太さは汁椀ほどにして使用している。最大の大きさは上が三十三天(忉利天)、下は陳莫(地獄の最下層で18層目)までになる。
とのこと。
で、如の字のなりたちを漢字ペディアで調べてみると、
会意。女と、口(くち)とから成り、女が男のことばに従う、ひいて、したがう意を表す。借りて、助字に用いる。※出典『角川新字源 改訂新版』(KADOKAWA)
ジェンダー平等の実現を目指す現在ですが、如のなりたちについてはバリバリにジェンダーでした。
さて、調べるきっかけになったネットの記事ですが、
偏屈人として一言二言。
高齢者になると、雨後の筍のように不如意の事態が湧き出てくるかというと、そうでもなく。
ていうか、生まれてこの方、不如意のバーゲンセール。
まあ、世の中思い通りになるなんて言う人は稀かなあ?
で、平平凡凡人にとって、世の中は不如意であふれているといった感じ。
長生きとはすなわち老いることで、老いれば身体は弱り、能力は低下し、外見も衰えます。社会的にも経済的にも不遇になりがちで、病気の心配、介護の心配、さらには死の恐怖も迫ってきます。
ふう~。
不如意を面白がって老いていけたらいいなあ・・・・・。
世の中、そうそう思い通りにならなくて・・・。
だったら、不如意を面白がったらいいんじゃね。
だけどね、
ただただ願うは、
世界平和と家内安全。
ここが不如意だと、まずもって全く面白くないし、楽しめそうにない・・・。
不如意かあ・・・・・。