浦島太郎
浦島太郎のお話を一言で言うと、
『ああ無情!』かなと・・・。
心優しい青年が、亀を助けたばかりに、竜宮城に行くことになり。
タイやヒラメの舞い踊り、飲めや歌えや、宴会続き。
「明日も明後日も・・・、ずっと竜宮城にいてください。お願い♡」
と、乙姫様の強い要望。
そうこうするうちに、3年間も遊び惚けてしまった・・・。
「帰らなくては!」
「待って、もっと竜宮城にいてください。」
「いいや、帰る!私を待っている者がいるから。」
「それでは、玉手箱をお土産にどうぞ。時が戻る玉手箱ですから開けてはいけませんよ。」
「時が戻るって・・・、何?でもまあ、開けなければいいんだね。」
「はい、ではお気をつけて。玉手箱は決して開けてはなりませんよ。」
「よし、わかった。」
・・・。
戻ってみると、そこは700年後。
知り合いは一人もいない。
「そうだ、時が戻る玉手箱を開ければ!」
・・・。
ああ無情!
心優しい青年が亀助けをしたが故に、一時の快楽を求め奈落の底へと落ちていく。
そもそも、浦島太郎は漁師。
海の生き物たちにとっては、憎き敵のはず・・・。
これって、謀略?
浦島太郎は亀を助けたお礼をしてもらったのではなく、一生分の時間、そして、家族や友達らとの大切な関係を乙姫様に代償として支払っていたのです。
Yahooニュースでも、これと似たような記事が載っているのが今の社会です。
※見返りを求めて深みにハマっていかれた方々・・・。
老婆心ながら、浦島太郎さんに言っておきたいことは、
「善い行いは、見返りを求めないからステキなのですよ。」
ということかなあ。
えっ、まずは自分自身を戒めておきなさいとな?
はは~。