岡山駅で切符を買った時点で決まっていたことは、茶屋町駅で下車することのみでした。
プチ駅旅
岡山駅から茶屋町駅
そして、磯崎眠亀記念館へ
茶屋町駅で下車した後、特に当てもなく、ぶらぶら歩き。
「あっ、倉敷刀剣美術館があるね。でも、休館だあ。」
「惜しい!」
反対側を見ると、
「あれ、あれれ?」
「磯崎眠亀記念館って?」
「よし、入ってみよう!」
「無料で入館できるよ。」
「なんか聞いたことある名前なのよね。」
※柳宗悦(やなぎ むねよし)【「民藝運動の父」と呼ばれる思想家】の著作の中に載っているとPALさんが言っていた。博学ですなあ、PALさん。
「へえ、僕は全然聞いたことないなあ。」
そこへ、館長さんがやってきて、
「説明しましょうか?」
「はい、お願いします。」
とっても詳しく丁寧に説明してくださいました。ありがとうございました。
見事に美しい!
今ではもう錦莞莚(きんかんえん)は失われた技術とのことです。最後の錦莞莚が織られたのは、昭和3年頃なのだそうです。現在も何人かの研究者が、資料を元に自作してみようと努力しているのですが、本物の出来にはまだ遠い・・・のだとか。
偶然見つけた磯崎眠亀記念館でしたが、十二分に楽しめました。
運が良かったです。
後、茶屋町と言えば『鬼』なのだとか。
駅前の鬼の像が、何とも言えぬ良い味を醸し出しています。
プチ駅旅を満喫できました。