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津山で活きる鶴山男ブログ

段ボールにレーザー!

昨年の8月に買った『xToolF1』

木工の場面でしっかりと活躍してくれています。

でも、何と言うか、木工作品を作るって手間暇がすごくかかってしまう・・・。

もっとF1を活躍させたい。

・・・(思考中)。

あっ、それならば、木工作品以外でF1を活躍させたらいいんじゃね。

で、

思いついた素材は
➀金属
②段ボール

➀金属の方は、Amazonでステンレスのパーツを。
 プチっとな。
➡来たら、何か彫刻してみましょうかね。

で、今回は②段ボールで試してみます。
まあ、段ボールはお金をかけないで手に入れることができますからね。

まずは、xToolのサイトで、段ボールの材料設定を確認します。

材質名 / 処理 / モジュール / パワー(%) / スピード(mm/s) / パス / DPI / ライン数 / cm ドット持続時間 (μs) / ビットマップモード
➀段ボール / ベクトルスコア / 10Wブルーライトレーザー / 75 / 110 / 1 /
②段ボール / ベクトル彫刻 / 10Wブルーライトレーザー 50 / 300 / 1 / 100 /
③段ボール / ビットマップ彫刻 / 10Wブルーライトレーザー 40 / – / 1 300 / 300 / ジャービス /

とまあ、わからない言葉のオンパレード。

モジュール➡一定の機能を持った部品や構成要素のまとまりのこと

DPI➡画像の解像度を表す単位で、「dots per inch」の略です。1インチ(約2.54cm)の幅の中にどれだけのドット(点)が含まれているかを表す。

μs(読み方: まいくろせっく)➡μ(マイクロ)は10のマイナス6乗の接頭辞。0.000001 秒に相当。

ビットマップモード➡コンピューターグラフィックスで画像を表現する形式の1つで、ピクセル(画素)を用いて画像を作成するモード

ベクトルスコア➡ ?

ベクトル彫刻 ➡ ?

ラスターとベクターは、レーザー加工用データとして必要な画像形式です。ラスター形式は、点(ドット)の集まりで画像を描いて表現しているデータで、ピクセルで構成されています。一方ベクター形式は、点を数値で描いて表現しているデータで、パスや線で構成されています。レーザー加工のラスターとベクターの違いは、X-Y軸の動きやパラメーター設定が異なってきます。

ラスター彫刻
ラスター彫刻とは、ラスター形式のグラフィックデータをレーザーで彫刻する加工で、レーザー彫刻のスタンダード加工です。グラフィックデータを線単位で印刷するインクジェットプリンターと同じタイプの加工です。つまりX軸のレーザーが線単位で水平方向に左右に動く往復加工です。
ピクセルで構成された画像をビットマップと言います。インクジェットプリンターがインクを吐出するように、レーザーが線単位やポイント単位で画像データを彫刻します。つまり、レーザー加工機は、インクを吐出する代わりに、レーザーが材料をピクセル単位で削っていきます。

ベクター彫刻 / ベクターカット
ベクターは、ベジェ曲線という数式で表現されている線です。グラフィックソフトウェアで、レーザー加工用のベクター線にはヘアラインの線幅を選択します。つまり、ヘアラインで描かれた直線や曲線のアウトラインは、レーザー加工用データ(ジョブ)でベクター形式として認識されます。
ベクターデータは、レーザー出力の強さによって、ベクター彫刻やベクターカットになるので、「スコアリング」とも呼ばれています。

以前、イラレとフォトショの勉強を少ししたことがあったので、なんとなくイメージとして理解できました。

ジャービス➡ ?

ビットマップモードの中のプルダウンメニュー
XCSには、グレースケール、ベイヤー、フロイド、ストッキ、アトキンソン、ジャービス、シエラなど、複数のビットマップモードが用意されています。デフォルトのモードはグレースケールです。

グレースケール
画像をグレイスケールモードに変換します。グレースケール画像は、黒と白の間のグレーの濃淡で形成される画素を持ち、黒では最も暗いもの、白では最も明るいものがあります。グレースケールの画素が暗いほど、彫りが深くなります。

Bayer(ベイヤー)
画像に特殊なグリッドモザイクフィルターを追加したような画像。

Floyd(フロイド)
隣接するピクセルに誤差を拡散させるFloydアルゴリズムを使って画像をディザリングする。また、ディザリングは非常に繊細で、歪みの少ない精細な画像に仕上がります。精細度の高い画像にはお勧めですが、モノクロの画像には不向きです。

Stucki(スタッキー)
Stuckiは、Jarvisモードよりも若干処理が速く、よりきれいでシャープな画像を生成するディザリングモードです。

Atkinson(アトキンソン)
JarvisやSierraと同様のアルゴリズムでディザリングを行い、ディテールをよく保持します。しかし、露出が発生する可能性のある非常に暗い場所や明るい場所での使用はお勧めしません。

Jarvis(ジャービス)
JarvisはFloydモードよりもピクセル間の遷移がソフトなディザリングモードで、ほぼ全ての画像で良好な結果を得ることができます。

Sierra(シエラ)
SierraはJarvisをベースにしたディザリングモードで、両者はほぼ同じような処理結果が得られます。しかし、シャープネスはSierraの方が高い。

まあ、とにかくジャービスを選べばよいということかな。

私がやりたいことは、③でできると考えました。


段ボール
ビットマップ彫刻
10Wブルーライトレーザー
パワー(%)= 40
スピード(mm/s)= –
パス= 1
DPI= 300
ライン数/cm= /
ドット持続時間 (μs)= 300
ビットマップモード= ジャービス

それでは、やってみます。

途中で、紙が焦げる臭いがしてきました。

火が出ると全くもって危険なので、そばを離れないように!

できました。

おっ、いいじゃないかあ!!!

この設定で、バッチリですね。

【後日】
と、思ったのですが、

【さらに後日】

最終的には、電源を100%まで上げてみました。

【疑問】電源を100%まで上げても、大丈夫でした。火が怖かったのですが、心配無し。
・・・ということは、ドット期間(μs)を上げると、素材がもっと熱くなっていくのかなあ・・・。
またいつか、バケツに水を準備してから、実験してみるかな。

ふと、真ん中の穴が気になりました。この円は、円切りカッターで作ったのですが、コンパスの芯の所に結構大きな穴が空きます。

そうだ、円もF1で切ればいいじゃない!

加工回数がだと、少し切れてないところができました。
後、切り口に傾斜がつきますね。

でも、できそうです。

※切り離す時は、下の板を切断用に変更する。忘れないでおこっと。

F1の使用方法の幅が広がりました。

これは、いけそう!

木工作品のプレゼントは、『友達』『恩人』に限る!と決めましたが、
段ボールなら、気軽に宣伝広告も兼ねて誰にでも配ることができますね。