1996年(平成8年)の初夏の頃だったでしょうか。
Polarisさんが私の職場を訪ねてきてくれました。
※私は新しい職場に転勤して2年目。Polarisさんはそのまま同じ職場に勤めていました。
駐車場に車を停めて出てきたPolarisさん。
「あれ、Polarisさんだ。」
すぐに気が付きました。
オーラがありますから!
遠くからでもわかります。
「だれかに用があるんだろうな。せっかくだしお迎えお迎え!」
そそくさと部屋のドアを開けて会いに行きました。
「こんにちは、お久しぶりです。今日はどなたにご用ですか?」
と問いかけると、
「今日は三ちゃん(私)に渡したいものがあるんだ。」
と、満面の笑顔で返してくれました。
(えっ、なんだろう?)
「一番に渡そうと思って。」・・・と言ってくれたと記憶している。
と言いながらPolarisさんが取り出した物は・・・。
6年社会科 授業実践記録
※知り合いの皆さんは『緑本』と呼んでいます。
1994年(平成6年)私は『山ガールみどりさん』の社会科の授業を1年間拝見させてもらえました。1年間欠かさず毎時間です。『山ガールみどりさん』の授業は何年も積み上げてきた社会科サークルの実践でした。Polarisさんはそのサークルの中心メンバーでした。
私はとてもステキな勉強ができたと今でも思っています。
『山ガールみどりさん』、サークルメンバーの皆さん、ありがとうございました!
私は、その授業を1時間ごとに『発問』『指示』『説明』で分類し、自分なりの解釈を加えて【B4】1枚にまとめました。それに諸々の参考資料や使用したプリントを加え、ポケットファイルにまとめて1件落着。それを1年間作り続けました。
1年間分の授業記録をまとめてみると大した量になったので、当時単純に嬉しかったです。
転勤時、その授業記録をPolarisさんに渡しました。Polarisさんからの申し出でした。
「三ちゃん、参考にするよ。」
と言ってくれました。
『緑本』は、1995年(平成7年)のPolarisさんの実践集です。
『緑本』を見るたびに、
Polarisさんや社会科サークルのメンバーたちが脈々と積み上げてきた実践の一端を手伝えたことが誇らしいと思えます。
そして、今でも、車からPolarisさんが降りてくるところから映画のように思い出すことができます。そして、ラストは緑本を手にしたPolarisさんの満面の笑顔・・・。
きっと、
じんわりと心に沁み込むように嬉しかったんだなあ・・・。
今年もまた、Polarisさんに会いに行く日がやってきました。
【追記】
・このブログのカテゴリーの『B_津山歴史散歩』に当時の思い出を少し入れています。これからも津山の歴史にこだわりを持ち続けていきたいなと思っています。